当院の考え方
院長あいさつ
子供の頃、歯の噛み合わせを治すために東京の歯科医院に通っていました。風邪をひくと決まって右耳の中耳炎をおこしました。小学校6年生の時に担任の先生との人間関係によるストレスで十二指腸潰瘍になり、入院を経験しました。
中学に入ると足首の捻挫を繰り返し、17才でギックリ腰、19才で椎間板ヘルニアになり入院、その後腰痛を繰り返し、右膝痛、最後には原因不明の頭痛まで発症しました。
こう書くと、いかにも病弱な人間の話のように聞こえるかもしれませんが、これは私の治療家としての深さ、思い、道を決める、大切な物語の一部なのです。
一方、私は5才から、小唄、長唄、三味線、剣道を始めました。この頃の経験は1対1で師との緊張感を保ちながら、間を学び、物事を学ぶという日本伝統の学びの技術を修得することに役立ちました。その後、拳法、空手を通し、人間の動きについて興味をもつようになりました。高校2年生の時、レジスタンス・トレーニング修得のため、米国政府文化交流庁の留学生となり、アメリカのオレゴン州の高校に入学しました。
帰国後、トレーナーとして活動をしながら、日本大学法学部を卒業。その後、花田学園を卒業し、柔道整復師の国家資格を取得。在学中に解剖学者 川原群大先生、運動科学者 高岡英夫先生に師事。トネ接骨院、神田クリニック整形外科にて研修。
1997年、あらゆる治療技術の根底を流れるモノ・コトを追究するために、植松整骨院を開設しました。治療させていただいた方が1万3千人を越えたぐらいから、痛みを起こさせる動き、ハイパフォーマンスを達成する動き、美を完成する動き、心を豊かにする動きの共通点である、運動という言葉にあらためて強い感銘を抱き、動きの運びを追究する運動バランス研究所を設立しました。
医療、運動科学に物理学、ヨガ、氣功、武術等を加えて、人間の根底的心身の動きを研究しています。
現在まで私が体験してきた激しいまでの痛み、そして動きの不便さから解放されて、動くということの楽しさ、存在すること自体の楽しさを一人でも多くの人に伝えて行きたいと思います。