天衣無縫 〜院長のひとりごと

当院は開業当初から、通院されるご高齢の方が少ないという特徴がありました。通院される方の中で65才以上の方が、全体の１割にも満たない0.7割と全国でも異例の傾向がありました。ところが最近当院でも、世間一般では高齢者と言われる方のご来院が増えて来ました。特に目立つのが、80才以上のご来院が多いということです。歩けなくなる直前の方が歩けるようになり二本の杖がとれたり、ベッドに寝ることに介助が必要な方が介助の必要がなくなったり。また、80才代で現役でお仕事をしている方も多いですし、85才を越えて社交ダンスの上達が目覚ましく「先生、ダンスは足で蹴って動くものではありませんよねえ。身体の中心が動けば足がついていきますから。だから私はステップは覚えません。」などと言う方は、プロ顔負けの達人の域の言葉です。皆さん、裾野市内や下田市、浜松市、名古屋市、神戸市、東京の立川市、川崎市などから新幹線やバスを利用してご自身でいらっしゃいます。
全員の方に共通することがあります、必ず人の目を見て話、話すスピードが著しく速いのです。何かに興味を持たれ、意欲的に生きていらっしゃいます。
私自身皆さんとお会いして、人間の可能性を実感する毎日です。

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